県外に本社、本庁がある企業、官公庁の青森支社長ら単身赴任者でつくる「青晴（じょっぱれ）会」は８日、青森商工会議所青年部と合同で創立２０周年記念のシンポジウムを開いた。

　シンポジウムのテーマは、「青森の明日（あした）を拓（ひら）く――新幹線全線開業を活（い）かして」で、同会会員ら約１００人が出席した。

　基調講演では、清水紀男・日本銀行神戸支店長（前青森支店長）が、明石海峡大橋の開通によって周辺地域に生じた経済効果などを紹介し、「（２０１０年度予定の）東北新幹線新青森開通という大型インフラの整備を地域活性化にどう生かしていくかを真剣に討論することが必要」と訴えた。

　続いて行われたパネルディスカッションでは、鶴海誠一・現日銀青森支店長や、ＮＰＯ法人生涯学習ネットあおもり理事長の藤井洋一郎氏らが、新幹線開業に向け、取り組むべき課題などについて意見交換した。鶴海氏は、２０～３０歳代の人口流出が顕著で、県外からの流入が少ないことを指摘。「知識と技術を集積して企業の力を高め、若者の雇用を確保すべきだ」などと述べた。

（2007年9月9日 読売新聞）

　結構盛り上げるのかなぁ。