【シュツットガルト（ドイツ）栗林創造】国際陸連（ＩＡＡＦ）は２１日、今夏開催された世界選手権大阪大会の期間中に実施したドーピング（禁止薬物使用）検査で違反がなかったことを明らかにした。当地で行われた世界ファイナルの前日会見に出席したバイス事務局長が「大阪で陽性反応が出なかったことを誇りに思う」と語った。ディアク会長も同日、「大阪では反ドーピングに成功した」との談話を発表した。

　同大会では、９７６人に対して競技前検査と競技後検査を合わせ、計１１３２件を実施。これとは別に行った事前キャンプ中の検査で、男子四百メートル障害のナマン・ケイタ（フランス）がテストステロンの陽性反応を示した。

毎日新聞　2007年9月21日

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