大阪府の橋下徹知事は２２日、２００８年度補正予算案に盛り込んだ人件費や私学助成の大幅カットについて、削減額を国庫負担金などを含む事業費ベースで計２０億円余り、一般財源ベースで計１８億円圧縮する「議案の訂正」を府議会に提出した。

　訂正前の予算案では、０７年度比４８２億円減としていた人件費の削減額が４６４億円に縮小。一般会計は２０億円余り増えて、２兆９２４７億円。歳入不足額は１４億円増えて５０億円となり、赤字予算は１０年連続。

　府議会は２２日午後の本会議で「訂正」を認め、２３日に修正された補正予算案を委員会で審議した後、本会議で可決する運び。

　一方、自民、民主両党など主要４会派は議員報酬と政務調査費を、いずれも１５％削減する条例案を共同提出。２２日午後の本会議で成立させ、８月から、次期府議選が行われる１１年４月まで実施する。

　議員報酬と政務調査費削減は、橋下知事が進める財政再建に、議会側も協力するのが目的。

共同通信

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